小さく生まれた赤ちゃんの育児で
お悩みのご家族に役立つ
医師監修の情報サイトです

更新情報

代表的な病気に「胎便吸引症候群」、「先天性心疾患」、お役立ち情報に「発達の記録」、「塗り絵」を追加し、よくある質問の「NICU/GCU退院後の支援制度はありますか?」の内容を更新しました。

監修者

北里大学医学部附属新世紀医療開発センター
先端医療領域開発部門 新生児集中治療学

教授 中西 秀彦

監修者からのメッセージ

大切な赤ちゃんが生まれてすぐにNICUに入院するとなった場合、ご家族の不安や心配は計り知れないものです。事前に医療スタッフから説明があったとしても、初めて聞く病気など、その時は理解したつもりでも後で思い返すとわからないことばかり。退院後も、「これから先どうなるのだろう…保育園は?小学校は?」と不安で押しつぶされそうになることもあるかと思います。

私たちは、小さく生まれた赤ちゃんの育児で不安な日々を過ごされている全国のご家族に、各分野のエキスパートの先生方からの信頼できる確かな医療情報をご提供することで、少しでも不安なご家族の気持ちを軽減できればと考え、本サイトの立ち上げに至りました。育児などで困ったとき、必ずしも一人で解決できるものばかりではありません。でも安心してください。そんなときこそ、私たち医療スタッフが多職種一丸となり、このサイトを通じて、ご家族のお役に立てる情報をお届けしたいと思います。

小さく生まれた赤ちゃんのご両親へ 
執筆者からのメッセージ

赤ちゃんのご誕生おめでとうございます。生まれてきた赤ちゃんは小さくて、本当に大きくなるのだろうか、元気に育つのだろうかと、最初は不安や先の見通しのつかなさを感じられているのではないかと思います。でも、大丈夫。赤ちゃんは生きる力をもって生まれてきて、育つ力があります。最初は、小さな変化かもしれませんが、行きつ戻りつしながらも、少しずつ育っていき、赤ちゃんなりのメッセージをきちんと伝えてくれるようになっていきます。ゆっくりで大丈夫。目の前の赤ちゃんと一緒に一つひとつ越えていってください。

NICU/GCU卒業後も、退院した赤ちゃんをサポートするフォローアップ外来で、子どもたちの成長を定期的に確認しながら多職種で一緒に支えていきます。NICU/GCUで大事にお預かりしていた赤ちゃんをお父さん、お母さん、そしてご家族とこれからも一緒に支えていきます。

執筆者代表
名古屋大学 心の発達支援研究実践センター
教授 / 臨床心理士

永田 雅子